ツバメックスは1961年に設立した金型メーカー。自動車や建築資材、家電製品などのプレス金型・モールド金型の製造のほか、金属部品のプレス加工やプラスチック成型品の製造などの事業を行っています。
なお創業は1892年であり、藤田製作所としてヤスリの製造を行っていました。1946年には金型の製造・加工を開始し、自動車部品用金型製造を実施。70年以上の金型製作実績をもつ会社です。
また、ツバメックスは業界でもいち早く3次元CAD/CAMシステムを導入するなど、金型製造・加工における先進的な技術を積極的に取り入れています。 さらに、品質への取り組みとしてISO9001認定を2004年には金型加工部、2015年には金型部、2020年には全社において取得しています。
次世代の金型づくりを目指すツバメックスでは、金型製作におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)に積極的に取り組んでいます。具体的には3次元設計システムを導入しており、独自の「TADDシステム」を開発しました。
1982年にはCATIA・1983年にはCADAMを導入し、2次元自動三面図システムを用いた金型づくりを開始。
1990年以降は3次元TADDを導入し、設計者全員が3次元ソリッド設計を可能にしました。3次元ソリッド設計を行うと、部品表や三面図、加工属性データやピューワデータなどを自動で作成できます。
ツバメックスではその後も3次元TADDの拡張や拡充を進めており、金型づくりにデジタル技術を取り入れることで設計の効率化や営業・設計・現場作業員のデータ共有による連携などを実現しています。
金型づくりにデジタル技術を取り入れているツバメックスですが、設計~製作に携わる人の技術力も向上させています。
たとえばツバメックスでは2,000tプレスを導入していますが、機械さえあれば高品質な金型を製作できるわけではなく、微細な調整を行える現場の技術力が必要とされます。
また、磨き技術や溶接技術にも誇りをもっており、何年も経験を積んだ職人たちが高度な技術を用いて丁寧な製作を行っています。
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プレス金型メーカーとは?
5面加工マシニングセンタは、門形の工具軸取付け部の可動により、加工ベッド上にセットした材料の5面を段取り替えなしで加工できる設備です。ツバメックスでは、1964年から高品質・高精度の門形マシニングセンタの開発に取り組んでいるオークマの5面加工門形マシニングセンタを導入しています。
オークマの5面加工門形マシニングセンタは優れた機械設計と制御技術が融合しており、独自の知能化技術による高精度な加工を実現。大きなテーブルサイズの加工でも抜群の寸法安定性を発揮し、経時加工寸法変化は従来機比の1/4です。100種類以上の豊富な主軸ヘッドに対応しているため、あらゆる形状の対象物を適した条件で加工できます。
NCフライス盤とは、金属部品の切削加工に用いられるNC工作機械です。従来の汎用フライス盤だと作業者によって品質にバラつきがでる場合がありましたが、NCフライス盤はコンピュータ数値制御による自動加工が可能なため、安定した品質の加工を実現できます。また、複雑な形状の対象物の加工を高精度で行えるのもNCフライス盤の特徴です。
ツバメックスが導入している東芝の超高速NCフライスは、超高速加工による加工効率の向上を強みにしています。
社名 | 株式会社ツバメックス |
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所在地 | 新潟県新潟市西蒲区高野宮3283-1 |
電話番号 | 025-375-2751(金型部) |
URL | https://www.tsubamex.co.jp/ |
同一形状の部品を均一に量産できるため、生産効率を向上させることができるプレス金型。
高度な技術が必要とされ、依頼する金型メーカーによって制作・量産にかかる期間や品質が異なります。
そこで、金型メーカーを選ぶ基準となる、精度を含めた品質・試作~量産までのスピード・起工~部品納品までの付帯費用を含めたコスパの3点それぞれに優れている金型メーカーをご紹介します。