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プレス金型専門マガジン│ダイマガ » 【PR】日本のモノづくりを支える金型を使用した精密プレス加工とは

精密プレス加工

精密プレス加工とは?

精密プレス金型

引用元:山岡製作所公式HP
(https://www.yamaoka.co.jp/business/mold/precision/)

精密プレス加工とは、数μm単位の精度を要求される部品を、高速かつ連続的に打ち抜き・成形する加工技術です。一般的なプレス加工と異なり、わずかなズレやバリが製品不良につながるため、使用する金型の精度、プレス機械の特性、加工条件の最適化など、複合的な高度技術が求められます。

この技術は、電子機器、自動車、医療機器など、極めて高い寸法精度と安定供給が求められる分野で活用されています。特に微細な金属部品や薄板材料の加工においては、切断面の美しさや平坦性、打ち抜き形状の再現性といった点でも、高度な精密プレスが必要とされます。

また、近年では複合材料や新素材の登場により、従来の加工方法では対応が難しい製品も増加。これに伴い、プレス金型そのものの精度だけでなく、加工工程全体を設計段階から制御できる体制が重視されつつあります。こうしたニーズに対応できる企業こそが、次世代モノづくりの競争力を担う存在として注目されているのです。

精密プレス加工の特徴

  1. 高精度かつ高速生産が可能
  2. 複数工程の一体化による効率化
  3. 複雑形状にも対応できる順送設計
  4. 多様な材料に対応する柔軟性
  5. 高難度加工に対応する総合力

精密プレス加工の最大の特徴は、極めて高い寸法精度と大量生産性を両立できる点にあります。製品寸法の公差は数μm(ミクロン)単位と非常にシビアでありながら、1分間に数百〜数千ショットというスピードで連続加工が可能です。これにより、品質を維持しながらも大量の部品を安定供給できる体制が構築されます。

精密プレス加工は「加工の一体化」が可能です。たとえば、打ち抜き・曲げ・絞りなど複数工程をひとつの順送金型にまとめることで、後工程を削減し、製造コストの最適化と歩留まりの向上を実現します。特に精密順送金型を用いた加工では、複雑な形状の部品であっても、ひとつの金型とプレス工程で完成に近い形まで形成できるのが大きな利点です。

また、精密プレス加工では、加工材の種類に応じた柔軟な対応力も求められます。ステンレスや銅合金といった金属だけでなく、最近ではアルミラミネート材、金属箔、フィルム素材などの微細で変形しやすい材料に対しても、バリや反りを抑えた成形が必要です。これらの高難度加工を安定して実現するには、優れた金型設計力と、最新の加工設備、さらには職人による細かな調整と検証が不可欠です。

精密プレス加工の種類

精密プレス加工には、加工対象や製品仕様に応じてさまざまな種類が存在します。特に「順送加工」「打ち抜き加工」「成形加工」などは代表的な手法として広く知られており、それぞれが専用の金型と技術を要します。

まず「精密順送加工」は、複数の加工工程を1枚の金属材料上で連続的に行う方法で、金型内に複数の工程ステージを配置し、送りながら加工します。例えば、穴あけ→曲げ→絞り→切断といった工程が1つの金型内でシームレスに処理されるため、加工精度と生産効率を同時に高められます。電子部品やコネクタなど、微細で複雑な形状の量産品に適しています。

次に「打ち抜き加工」は、金属箔やフィルムなどの薄い素材を、所定の形状に精密に打ち抜く技術です。材料が非常に薄いため、パンチとダイのクリアランス(隙間)の管理が重要で、1μm単位の精度で金型を仕上げる必要があります。わずかなズレでも切断面の品質や寸法が大きく変動するため、特に高度な金型製作技術が求められます。

打ち抜き金型

引用元:山岡製作所公式HP
(https://www.yamaoka.co.jp/business/mold/precision/)

また「成形加工」は、特定の曲げや絞りを伴う加工で、たとえばアルミラミネート材のような複合素材の成形には、変形特性と反発力を正確に計算し、CAE解析と経験則の両方を駆使する必要があります。この加工は、パッケージ部材や電池ケースなど、外観と機能性の両立が求められる製品に活用されます。

成形金型

引用元:山岡製作所公式HP
(https://www.yamaoka.co.jp/business/mold/precision/)

プレス加工と精密プレス加工の違い

「プレス加工」と「精密プレス加工」は、どちらも金属などの材料に対して圧力を加え、打ち抜きや成形を行う加工方法ですが、要求される精度と工程の難易度に大きな違いがあります。

一般的なプレス加工は、鉄板やアルミ板などを対象に、比較的粗い公差(±0.1mm以上)で大量生産することを目的とした加工です。

一方で、精密プレス加工はμm(ミクロン)単位での公差が求められる領域であり、対象製品は小型で複雑な部品が中心です。たとえば、電子部品やモバイル機器内部の端子、電池用シール材などは、わずかな寸法ズレが接触不良や漏電、機能障害につながるため、高精度な成形が必要となります。

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一貫体制で精密を極める山岡製作所

山岡製作所の職人

引用元:山岡製作所公式HP
(https://www.yamaoka.co.jp/education/engineer/detail03/)

「製品図面のさらに先にある精度」を目指す京都のモノ作り企業

山岡製作所は、創業70年超の歴史を持つ精密プレス金型と精密プレス加工のスペシャリストです。金型設計・製作から試作、量産、品質保証までを自社内で一貫対応しており、不具合発生時の対応スピードや品質改善サイクルも迅速。CAE解析と職人のノウハウを融合し、“図面通り”を超える再現を可能にしています。

精密プレス加工とは、ただ精密に作ることではなく、製品を“設計者の想定通り”に仕上げ続けるための体制と思想そのもの。山岡製作所の再現力には、技術に対する誠実な姿勢と、ものづくりに本気で向き合う覚悟が込められています。

山岡製作所の精密プレス金型

精密プレス金型を使用した加工事例

リードフレーム切断システム

短冊状のリードフレームを金型で加工し、良品と不良品を自動判別・収納。標準1tサーボを活用し、インライン対応や多品種対応も可能な高速処理装置です。

事例イメージ

引用元:山岡製作所公式HP
(https://www.yamaoka.co.jp/case/electronic/)

バーコード読み取り・印字・収納までを一括処理。インライン化も可能。

型式:CAA0401/能力:1ショット1秒以下/機械寸法:W1710mm×D955mm×H1500mm

複合部品組立機

個片やフープ材の製品をピックアップし、加工・組立・刻印・検査・分類まで自動で行う多機能組立機。レーザー刻印や簡易溶接にも対応します。

事例イメージ

引用元:山岡製作所公式HP
(https://www.yamaoka.co.jp/case/electronic/)

複数素材の組立・刻印・検査まで対応。多品種対応が可能。

型式:AAR0101/能力:1個0.8s/機械寸法:W1300mm×D1300mm×H1800mm(リール関係除く)

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PIC UP!
山岡製作所のプレス加工はなぜ精密?

山岡製作所の精密プレス加工が“設計通り”を超える再現性を実現できる理由は、最先端のCAE解析と熟練職人の経験則を両輪とする体制にあります。

設計段階では、材料の伸びや戻り、変形挙動などを事前に3Dシミュレーションで徹底検証。わずかな寸法公差や反りも予測したうえで、最適な金型構造を設計します。しかし、解析だけでは読み切れない微細な変化に対しては、現場で培われた職人の感覚が力を発揮。パンチとダイのわずかなクリアランス調整や、試作結果に基づく“勘どころ”を加味した微修正により、実機上でのズレを最小化します。

山岡製作所の職人

引用元:山岡製作所公式HP
(https://www.yamaoka.co.jp/business/mold/precision/)

さらに、同社ではこの精度追求の文化を継続的に支えるために、社内教育プログラム「匠塾」を設けています。新人から中堅、ベテランまでが体系的に金型技術を学べる仕組みで、設計・製造・検査の各工程を理解した“現場で判断できる技術者”の育成を目指しています。技能検定や評価制度も導入し、若手が高難度業務にも段階的に挑戦できる環境を整備。人に依存しない再現力と技術継承が、組織としての品質安定性に直結しています。

山岡製作所の職人

引用元:山岡製作所公式HP
(https://www.yamaoka.co.jp/education/engineer/detail04/)

このように、設計理論と職人技能、そして人材育成という三位一体の体制によって、山岡製作所は微細で複雑な形状の部品にも対応可能な高精度プレス加工を実現しています。精密プレス加工に求められるのは、単なる金型精度ではなく、“量産現場で繰り返し同じ精度を出し続ける力”。その意味で、同社の取り組みは精密加工の本質を体現する存在だといえるでしょう。

【公式HP】山岡製作所の
超精密工作技術を詳しく見る

山岡製作所の会社情報

山岡製作所公式HP

引用元:山岡製作所公式HP
(https://www.yamaoka.co.jp/)

電子部品から医療・宇宙産業まで超精密なモノづくりを、チャレンジ精神と自由な発想で支える老舗メーカーです。多様な設備を活かし、業界の常識にとらわれず挑戦を続けています。
その姿勢が評価され、1995年に京都中小企業優秀技術賞※1、1997年に労働大臣賞※2を受賞。2011年・2015年には「現代の名工」「明日の名工」※2、2014年には「京都府元気印中小企業」※3および「卓越した技能者(現代の名工)」※4にも選出されています。

※1 参照元:技術顕彰 京都中小企業技術大賞公式サイト https://www.ki21.jp/technology/before2001.html#Anchor-27368
※2 参照元:山岡製作所公式サイト https://www.yamaoka.co.jp/company/history/
※3 参照元:京都府ホームページ公式サイト 事業計画の認定を受けた企業 第40回 https://www.pref.kyoto.jp/sangyo-sien/1177388457956.html#itirann
※4 参照元:(PDF) 厚生労働省公式サイト 平成26年度 卓越した技能者表彰 被表彰者名簿 https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11806001-Shokugyounouryokukaihatsukyoku-Nouryokuhyoukaka/0000064261.pdf

社名 株式会社山岡製作所
所在地 京都府城陽市平川横道93
電話
番号
0774-55-8500
URL https://www.yamaoka.co.jp/

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